ソフトバンク 日本ハム・近藤に6年25億円提示 藤本監督は直電ラブコール

 ソフトバンクが海外FA権を行使した日本ハムの近藤健介外野手(29)と、交渉解禁初日の11日に入団交渉を行ったことが分かった。残留を要請する日本ハムを含むパ・リーグ5球団で争奪戦が繰り広げられる中、6年25億円(出来高含む)規模の大型契約を提示したとみられる(金額は推定)。

 本気度を最大限の誠意で示した。この日、球団幹部が都内に入り、近藤サイドと極秘の入団交渉。さらに、宮崎にいる藤本監督も電話でラブコールを送ったもようだ。

 フロント、現場サイドが一丸となって近藤獲得に動いている。8日には近藤のFA行使発表後、いの一番に獲得の意思を公表。そしてこの日の即日アタックだ。その後のキャンプ休養日のオンライン取材では、指揮官は「ぜひ来ていただきたい選手なので。そういう(直接交渉の)機会があるのなら交渉でも何でもやります」と極秘交渉のため明言を避けたが、自ら思いを伝えた意味は大きい。

 さらに藤本監督は「彼だったら1番、2番、3番、4番、5番全部打てる打者だから。うちのチームに当然ピースとしてはまる選手だと思う。ぜひ来ていただきたい選手の一人です」と続けた。近藤サイドも複数球団との交渉を控えており、長期化の可能性もあるが、まずは初日に最大限の誠意を込めた。

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