痛恨逆転負けにヤクルト・高津監督「取れるアウトを取らないと」守護神で暗転 神宮で決める「全力で」

 9回、マクガフは吉田にサヨナラ2ランを許す(撮影・山口登)
 9回、吉田にサヨナラ2ランを浴び、ガックリと引き揚げるマクガフ(撮影・北村雅宏)
 9回、吉田(手前左)がサヨナラ2ランを放ち、大喜びのベンチとスタンドのファン(撮影・北村雅宏)
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 「日本シリーズ・第5戦、オリックス6-4ヤクルト」(27日、京セラドーム大阪)

 ヤクルトは王手目前で暗転。九回、逆転サヨナラ負けで対戦成績を2勝2敗1分けのタイとされた。

 オスナの先制打、サンタナの一発に、ベテラン青木の勝ち越し打、投げてはドラフト1位ルーキーの山下の粘投など好試合を展開していたが、守護神マクガフで暗転。九回、マクガフ自身の悪送球で同点に追いつかれると、オリックス吉田正にサヨナラ2ランを被弾した。

 試合後、高津監督は「(マクガフは)先頭への四球が痛かったですね。(守備の乱れに)取れるアウトを取らないといけない」と、落胆も垣間見えた。

 高津監督との一問一答は次のとおり。

 -マクガフが打たれた

 「そうですね。先頭の四球は痛かったですね」

 -守備でももたついた。九回の守り、全体について

 「いや、まー取れるアウトは取らないといけないですね」

 -先発の山下

 「いいピッチングだったと思います。シーズン終盤に先輩たちがちょっともたもたしてるので、チャンスを与えたんですけど、今日もすごくいいピッチングだったと思います」

 -レギュラーシーズンでは2試合の登板だったが、期待したところは

 「この経験が来年に生きると思っているので、はい、思っています」

 -青木が3安打

 「誰が打ってもヒット1本は1本なんだけど、やっぱりあーやってベテランが打つ1本と、チームに与える影響ってちょっと意味が違ってくるので、非常に昨日に引き続きいいバッティングだったと思いますね」

 -長岡もいい打撃だった

 「何かをきっかけに吹っ切れたり、何か気持ちを入れ替えてくれたらいいなと思っています」

 -助っ人外国人が前半に点数を取った

 「その通りですね。好調を維持してくれているオスナと、なかなかこう、なんて言うんですかね、すっきりしなかったサンタナが一振りで1点取ったわけですから。いいバッティングだったと思います」

 -移動日挟んで、気持ちも変わる

 「先は見えているので、全力で1試合戦うのみですね。まあ勝負してるので、勝つか負けるかはやってみないと分からないですけども、全力で戦いたいと思います」

 -清水が回またぎ

 「チャンスはですね、あまり先を考えていないので、今できる最善策を取ったつもりです」

 -1、2戦目の先発投手が投げると思うが、期待は

 「まあもう、勝つピッチングをして欲しいと思うだけですね、それだけです」

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