楽天ドラ1荘司 ロッテと競合制した 遅咲き大型右腕の目標は「沢村賞」

 「プロ野球ドラフト会議」(20日、都内ホテル)

 楽天から1位指名された荘司康誠投手(22)=立大=の表情が和らいだ。ドラフト会議を終え、早速指名あいさつに訪れた石井一久GM兼監督(49)から実際の当たりくじを手渡され「直接手渡しでいただけたので、実感が湧いてきました」と笑みをこぼした。

 交渉権獲得の文字の横には、アニメのキャラクター・バズライトイヤーの決まり文句『無限のかなたへさあ行くぞ』と石井監督直筆の文字が刻まれた。「僕の可能性を信じて指名していただけたのが伝わってきた。その期待に応えたい」。粋な計らいを感じ、言葉にも力がこもった。

 チームのエースになってほしい。石井監督は「間違いないと思っていた。楽天の中心選手になってほしい」と大きな期待を口にし「焦らないように頑張ってほしい」とエールを送った。

 「ピッチャーとして一番名誉があるので、沢村賞を取りたい」と大きな目標も掲げた。ケガにも悩まされ、リーグ戦の初勝利は3年秋と遅咲きの右腕がイヌワシ軍団の未来を担う。

 ◆荘司 康誠(しょうじ・こうせい)2000年10月13日生まれ、22歳。新潟県出身。189センチ、86キロ。右投げ右打ち。投手。青山小学校時代に青山あらなみで野球を始め、小針中では新潟西リトルシニアでプレー。新潟明訓では2年春からベンチ入り。立大では2年春からリーグ戦デビュー。リーグ戦での最速は154キロ。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス