ロッテ・吉井理人新監督「目標は優勝」 佐々木朗には中6日で25試合登板フル稼働願う

 ロッテの吉井理人新監督(57)が18日、ZOZOマリンスタジアムで就任会見に臨み、「プロは勝たないと意味がない。目標は優勝」と球団プロジェクト「2025常勝軍団」達成を目標に掲げた。佐々木朗には優勝請負人として来季は中6日で25試合登板のシーズンフル稼働を期待。背番号は現役時代に長く付けていた「21」に決まった。

 近鉄、ヤクルト、米大リーグ・メッツなどで栄光を刻んだ背番号「21」のユニホームに袖を通すと一段と気が引き締まった。

 「格好いいですね。監督の役に入っている感じがして、いいなあと思いました」

 今季最終戦の2日。井口監督退任直後に就任要請を受けた。「全く予想をしていなかったので、すごく驚きました。返事は一晩、考えたが断る理由はなかった」と受諾した。目標は1年目からの優勝とはっきり言う。新指揮官がVへのキーマンに掲げるのは、投手コーチ時代から手塩にかけてきた佐々木朗だ。

 今季は20試合に先発し9勝4敗、防御率2・02。完全試合も達成したが、蓄積疲労で出場選手登録を抹消されるなど、シーズンを通して活躍はできなかった。ポテンシャルの高い朗希だからこそフル稼働を願う。「来年はその一個上、中6日でしっかり回って25試合、1週間に1回、健康な体でマウンドに上がってくれれば」と期待を口にした。

 現役時代は近鉄・仰木監督、ヤクルト・野村監督のもとでリーグ優勝に貢献。多くの名将との出会いが大きな財産だ。「指導者と選手は本当は対等でなければいけない」と言う。選手がモノを言いやすい環境作りへ監督室はいつでもオープンにし、風通しのいいチームを目指す。「安定した力で常勝軍団ができるようにしたい」。熱い思いを胸に秘め動き出す。

 ◆吉井理人(よしい・まさと)1965年4月20日生まれ、57歳。現役時代は右投げ右打ちの投手。箕島から83年度ドラフト2位で近鉄入団。95年にヤクルト移籍。98年にFAでメッツ移籍後、ロッキーズ、エクスポズに在籍。03年にオリックスで日本球界復帰。07年ロッテで現役引退。日本ハム、ソフトバンクで投手コーチを経て19年からロッテ投手コーチ。22年から同ピッチングコーディネーター。最優秀救援(88年)。日本通算成績は385試合89勝82敗62セーブ、防御率3・86。メジャー通算成績は32勝47敗、防御率・4・62。

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