プロ1年で異例の決断 日本ハム育成の速水隆成が現役引退「一年勝負の覚悟で全力尽くした」

 日本ハムは4日、速水隆成捕手(25)が今季限りで現役引退することを発表した。本人から申し出があり、球団も承諾した。

 桐生第一、群馬ダイヤモンドペガサスを経て、21年度ドラフト育成2位で日本ハム入り。イースタン・リーグでは66試合に出場し、打率・190、5本塁打、14打点だった。

 今春のオープン戦、3月5日の巨人戦では新庄監督が4番起用。強打の捕手として期待されていたが、プロ1年で自ら引退を選択する、異例の決断となった。

 24歳既婚でプロ入りし、昨年9月には第1子が誕生。速水は「ドラフト指名後、一年勝負と覚悟を決めて全力を尽くしました。一年間やり抜いた結果、野球を引退して家族とともに新たな道へ進みます。短い期間でありましたが、応援ありがとうございました」とコメントした。

 育成選手の最低年俸は240万円で入団時に支度金として約300万円が支払われる。速水の今季推定年俸は330万円だった。

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