ヤクルト・村上に何が?三振数が突如激増 直近8試合ほぼ半数 53打席不発

5回、満塁のチャンスで2打席連続の空振り三振を喫し、ベンチで悔しさをかみ殺す村上(中央)=撮影・立川洋一郎
4回、空振り三振に倒れ力なくベンチへ下がる村上(55)=撮影・立川洋一郎
9回、空振り三振に倒れる村上
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 「広島4-5ヤクルト」(29日、マツダスタジアム)

 ヤクルト・村上が約1カ月ぶりの1試合3三振。九回の守備から交代となり56号はお預け。これで53打席ノーアーチとなった。

 迷い、落胆の色は隠せなかった。日本人最多記録の56号に期待がかかる中、直球に振り遅れる場面が目立ち、8月25日以来となる1試合3三振。森下に対して二回は二ゴロで、四回は外角140キロに空振り三振。五回は151キロ直球に空振り三振を喫した。七回の第4打席はケムナから右前打を放ったが、九回の空振り三振も栗林の152キロに振り遅れた。

 村上は13日の巨人戦で、1964年の王貞治氏の記録に58年ぶりに並ぶ55号を放った。だが、その後はパタッと止まった。

 気になるのは三振の多さ。これで8試合連続で、9月は今季月間最多の30三振。21日の中日戦から8試合35打席で16三振とほぼ半数を数える。

 この日も5打数1安打で打率・317に下降。ただ、首位打者を争う中日・大島も4打数無安打・314と数字を下げ、打率リーグトップは守った。三冠王、本塁打記録をかけた戦いは残り3試合となった。

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