ロッテ・佐々木朗、2桁届かず 今季「ラス投」6回1失点 「今年経験してさらによく」

 「ソフトバンク2-1ロッテ」(26日、ペイペイドーム)

 敗戦が決まると、ロッテ・佐々木朗希投手(20)は悔しそうにグラウンドを見つめた。シーズン最終先発は6回を2安打1失点。初の2桁10勝目はかなわなかった。

 「できたらよかったんですけど、いろんな目標があるしそこだけを大事にしている訳ではないので。(最後は)タイムリーを打たれることなくいい形で終われた」

 この日は最速160キロの直球にフォークを交え、安打を打たれたのは四回だけ。ただ開幕当初からの課題が失点につながった。五回1死一塁から三森に二盗、三盗を決められ1死三塁。牧原大から空振り三振を奪うも、暴投の間に先制点を許した。

 課題と収穫を得た3年目だ。今季は4月10日・オリックス戦での完全試合を含め、前半戦に5連勝を飾るなど話題をさらった。ただ7月以降は回復の遅れもあり、登板間隔を空けることが多くなった後半は3勝止まり。

 「トレーニングしながら、よくなっていければいい」と佐々木朗。それでも昨年の63回1/3から倍以上を投げ、129回1/3を投げて防御率2・02の成績だ。

 「去年より今年の方が投げられてますし、今年経験してさらによくなってくると思う」と大きなケガなく投げられたことが最大の収穫。その上で「全体的にレベルアップしたい」と課題克服を誓う。

 井口監督は「1年間しっかりとゲームを作ってくれた。来年はしっかりローテで回る体力をつけてほしい」。望みを残すCS進出を果たせば、先発の軸として回るが、まずはねぎらいの言葉をかけ来季の飛躍を願った。

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