新庄ビッグボス 「体力的にどうなのかも分からない」 伊藤の来季抑え起用は明言せず
「日本ハム3-2楽天」(26日、札幌ドーム)
接戦を制した日本ハムの新庄剛志ビッグボス(50)は、プロ初セーブを挙げた伊藤大海投手(25)の来季抑え起用について「いや~どうでしょう。来年のね、先発の感じ(布陣)じゃないですか。ちょっと分からない。体力的にどうなのかも分からないし」と明言を避けた。
かねて抑えテストを明言していた右腕を3-2と1点リードの九回に初めて投入した。
150キロ前後の直球で押して、辰己を見逃し三振、鈴木を遊飛、茂木を空振り三振。先発時よりも力感が増した投球で見事に三者凡退に仕留めた。指揮官も「力あるでしょ?やっぱり真っすぐでああやって空振りが取れるっていうね」と大絶賛した。
一方で連投への耐性、リリーフとしての体力面は未知であることも確か。「今日も本人に聞いたら、明日(27日)はないというか、ちょっと(間隔を)空けたいみたいな感じ。そりゃね、先発ずっとしてきていきなり…。ピッチャーのことはピッチャーにしか分からないし」と新庄ビッグボス。残り試合で再度、抑えテストを行う方針だが、来季に「守護神・伊藤」となるかどうかは今後の補強、若手の成長次第になってきそうだ。