72年ぶり快挙! 日本ハム・加藤がシーズン最少11与四球のNPB記録達成

 6回、辰己を二ゴロに抑え、宇佐見(右)とタッチを交わす加藤(撮影・中島達哉)
 5回、三者凡退に抑え、ベンチに戻る加藤(撮影・中島達哉)
 7回、見逃し三振に倒れる茂木(捕手・宇佐見)=撮影・中島達哉
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 「日本ハム3-2楽天」(26日、札幌ドーム)

 今季最終登板となった日本ハム先発の加藤貴之投手が、8回を5安打8奪三振2四球で2失点の好投。自己最多の8勝目を挙げた。規定投球回数に達し、与四球11で2リーグ分立後のNPBシーズン最少与四球記録を達成した。これまでの最少は1950年・野口二郎(阪急)の14与四球。72年ぶりの快挙達成となった。

 札幌ドーム最後のマウンド。「初勝利したのも札幌ドームなので、思い出はありますけど、しっかりとまた全力で頑張りたいと思います」と意気込んで臨んだ。初回に浅村に四球を与えたが、それ以外は持ち前の精密機械のような制球力に90キロ台のカーブも織り交ぜながら打者を翻弄。七回は三者連続見逃し三振に仕留めてみせた。

 ヒヤリとした場面はまだ規定投球回数に到達していなかった二回。2死走者なしから、岡島の一打は投ゴロ。だが、折れたバットが回転しながら打球の後を追うようにマウンドを襲った。加藤はボールを捕球するとバットが当たる寸前でよけて一塁に送球し、アクシデントを回避。記録更新につなげた。

 加藤は八回の2失点を「最後の最後に詰めの甘さが出てしまったかなと思います」と反省しつつ、「バックにしっかり守ってもらって、ファーストの声にも助けてもらったので、感謝の気持ちでいっぱいです」とコメントした。

 最終回は伊藤が締めて、プロ初セーブを挙げた。

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