ソフトバンク・柳田 札幌ドームへ惜別弾「最後に打つことができて良かった」
「日本ハム1-3ソフトバンク」(20日、札幌ドーム)
プロの第一歩を刻んだ札幌ドームで惜別の一発だ。1点リードの四回無死。1ボールからソフトバンク・柳田が上沢の144キロを捉えた。「少し詰まったけど、いいスイングをすることができた結果だと思う」。4試合ぶりとなる右越え21号ソロは同球場通算17発目。別れを惜しむようにダイヤモンドを一周した。
「最後にホームランを打つことができて良かった。札幌ドーム3150(最高)でした」
来季から日本ハムが新球場「エスコンフィールド北海道」に本拠地を移転するため、ソフトバンクにとって札幌ドームでの“ラストマッチ”。柳田には2011年5月8日の日本ハム戦で代走としてプロ初出場を果たした思い出の球場でもあった。「ここでプレーできなくなる寂しさはある」。ルーキーで踏み出した一歩から、今では球界を代表するプレーヤーまで成長した。
勝負の11連戦は7勝4敗。4日ぶりにマジックを減らして「8」とした。藤本監督は「明日、あさってと試合がないのでしっかりと静養して残り9戦を全力で頑張りたい」と力を込めた。