DeNA 11安打9得点の大勝で連敗ストップ 上茶谷が約5カ月ぶりの3勝目 燕のM再点灯阻止

 試合後、伊藤光(右)から声をかけられて、笑顔を見せる上茶谷(撮影・堀内翔)
 5回、佐野は左前に2点適時打を放つ(撮影・佐々木彰尚)
 4回、牧は左中間にソロを放つ(撮影・佐々木彰尚)
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 「DeNA9-2阪神」(9日、横浜スタジアム)

 DeNAが11安打9得点の大勝で、連敗を2で止めた。また98年の8連勝以来、横浜スタジアムで阪神に7連勝となった。先発の上茶谷は4月16日のヤクルト戦(横浜)以来、約5カ月ぶりとなる3勝目を挙げた。敗れれば、首位ヤクルトにマジック13が再点灯していたが、阻止した。

 序盤は阪神の先発・藤浪を打ちあぐねた。だが四回の攻撃を前に、石井野手総合コーチを中心に円陣を組んだ。その四回に2死から牧が「打ったのはフォークです。上茶谷さんが粘り強く投げていたので、負けじと何とかしようと打席に向かいました」と左中間へ24号ソロを放った。

 そして五回、横浜スタジアムが盛り上がった。1死二、三塁で三浦監督は上茶谷に代打・オースティンを投入。初球、まさかの暴投で同点。さらに3球目も暴投となり勝ち越しに成功。その後、1死満塁で佐野が左へ2点適時打を放った。

 まだ続いた。1死一、二塁で関根と佐野が重盗に成功。二、三塁となり牧が右越えに2点適時二塁打。2死三塁では、楠本が適時内野安打を放ち、今季最多の1イニング7得点をたたき出した。

 先発の上茶谷は、3カ月ぶりの1軍での登板。初回無死から、連続四球でピンチを作ると、近本に適時打、大山に犠飛を浴び2失点。しかし尻上がりに調子を上げ、5回2失点で降板となった。降板後はベンチで逆転劇に、感情を爆発させていた。

 右腕は「特に緊張はしていなかったですが、正直なところ最悪な状態で試合に入ってしまいました。先頭から2者連続で四球を与えてしまったところでヒカル(伊藤)さんに声をかけてもらい開き直ることができました。また、一人ひとり丁寧に投げ、野手の守備にも助けられ、相手に主導権を与えなかったことはよかったです。もっと自分の軸となるものを試合で出せるよう取り組んでいきたいです」とコメントした。

 その後は田中健、伊勢、京山のリレーで逃げ切った。

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