広陵・内海が木製バットで驚がく一発 侍・栗山監督絶賛「参りました」

 「侍ジャパン壮行試合、大学日本代表4-1高校日本代表」(31日、ZOZOマリンスタジアム)

 U18W杯(米国時間9日開幕・米フロリダ州)に出場する高校日本代表が31日、千葉市のZOZOマリンスタジアムで大学日本代表と壮行試合を行った。4番の内海優太内野手(3年・広陵)が同点ソロを放つなど存在感を示し、視察した侍ジャパンの栗山英樹監督(61)も絶賛。原石とも言える未来の大砲候補に称賛を惜しまなかった。

 球場を一気に沸かせる一発を放ち、笑顔でダイヤモンドを一周した。大学代表の先輩投手にも気後れすることなく、4番・内海が同点ソロ。驚がくの一発で試合を振り出しに戻した。

 主砲の仕事をやってのけた。1点ビハインドの四回1死で迎えた第2打席。2球目の直球を木製バットで捉えると、ライナー性の打球は右中間へ一直線に伸び、大学代表応援団の真ん中に着弾した。

 高校通算33本目の本塁打となり「夏の大会で、3回戦で負けてしまって、悔しい思いがありながら練習してきた。それが結果につながった」。今夏の広島大会で優勝候補と目されながら3回戦で英数学館に敗退。日の丸を背負い、その悔しさを代表の舞台でぶつけた。

 試合を視察した侍ジャパン・栗山監督も大絶賛。「すごいよね。参りましたという感じ。こういうところでアピールできるのは大事。彼の本塁打は俺も忘れない」と、褒めちぎった。

 米フロリダ州で行われるW杯へ「差があっても勝負には勝てる。1個のミスだったり、そういうところを直して挑みたい。目標は世界一。自分たちの野球をしたい」。世界の頂点へ立つために、高校日本代表には頼れる4番がいることを証明した。

 ◆内海 優太(うつみ・ゆうた)2004年8月3日生まれ、18歳。愛知県名古屋市出身。左投げ左打ち。185センチ、83キロ。内野手。小1から横浜緑リトルで野球を始めた。中学時代は広島北ボーイズでプレー。広陵では2年春からベンチ入り。高校通算本塁打は33本。

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