ロッテ・佐々木朗8勝目 雪辱の7回0封8K 今季初佐藤都とバッテリーで快投
「ロッテ2-0楽天」(26日、ZOZOマリンスタジアム)
勝利が決まると、ロッテの佐々木朗はうれしそうに両手を突き上げた。7回を投げ3安打無失点。8奪三振の力投で8勝目。6月22日以来の無失点勝利だ。この日のゾゾはほぼ無風。蒸し暑さの中、納得のいく投球ができた。「すごい汗っかきなので、すごく大変でした。前回から修正してしっかり、投げられました」。充実の汗を拭った。
今季全16試合バッテリーを組んできた松川が右肩違和感のため欠場。佐藤都と昨年5月27日・阪神戦以来のコンビを組んだ。最速161キロの直球にフォークを主体に五回まで毎回奪三振。佐藤都の要求通りに投げたからこそ抑え込めた。五回2死。西川を内角158キロ直球でバットをへし折り一ゴロ。「都志也さんがしっかりフォークを止めてくれましたし、いいリードをしてくれました」。女房役への感謝を忘れなかった。
本拠地でのリベンジに燃えていた。前回19日、制球が甘くなりプロワースト1試合3被弾を浴びた楽天戦から中6日。微妙な投球フォームの狂いを修正するため入念にチェックした。改善が実り「自分のボールをしっかり投げられた」とうなずいた。
これからが本領発揮だと誓う。球宴期間中に井口監督と会談し「後半戦、投げる試合は全て勝てるようにしたい」と指揮官の前で決意を明かした朗希。後半2連勝も「しっかり結果を出していかないといけない。コンディションを整えることを優先しながら、調整していきます」と表情を引き締めた。チームを上位へ押し上げるためにも勝ち続ける。