ロッテ 決勝打の松川に井口監督「彼の持っている勝負勘が結果につながった」
「楽天5-6ロッテ」(19日、楽天生命パーク宮城)
ロッテの松川虎生捕手が井口監督の期待に応え、値千金の決勝打を放ち、佐々木朗の7勝目を援護した。
2点を追う六回2死満塁。代打菅野の3球目に石橋のワイルドピッチで1点差に迫ると、菅野が四球を選んで再び満塁と好機が広がった。ここで井口監督は打率1割台の松川に代打策をとらず、そのまま打席に送り出した。すると初球の直球を捉え、右中間を破る走者一掃の逆転適時二塁打。殊勲の松川は「フォアボール後の次の打席だったので、初球ストライクが来ると思っていたので、思いきって振った結果、ああなりました。打ててすごくうれしかったです」と丸い顔をほころばせた。
松川に懸けた井口監督は、「虎生はチャンスで割り切っていけるバッターなので、真っすぐをしっかり絞って、それを一発で仕留められましたね。彼のもっている勝負勘がしっかり結果につながった」と高卒ルーキーらしからぬ勝負強さに脱帽していた。