日本ハム、天敵楽天に4連敗でカード負け越し決定 珍事で逆転取り消し、流れ失い完敗
「日本ハム2-8楽天」(17日、札幌ドーム)
日本ハムは中盤に一気に失点し、連敗。対楽天はこれで4連敗となり、対戦成績は5勝13敗となり、カード負け越しが決定した。
珍事に流れを止められた。1点を追う三回、2死一、二塁で、今川は左翼線への一打を放った。ファウルゾーンに転がったボールはフェンスで跳ね返らず、フェンスの下に挟まった。左翼・島内が取ろうとしたが、バランスを崩すほどきつく嵌まっていた。
この一打で二者が生還し、今川は三塁に到達していた。しかし、その後、審判団が協議し、川口責任審判は「打球がフェンスの隙間に挟まったので打者、二塁打、走者二、三塁で再開します」とアナウンス。今川は二塁に、生還していた一走・近藤は三塁に戻され、同点止まり。逆転が取り消しになり、スタンドは「えーっ」と騒然。新庄ビッグボスも残念そうな表情を浮かべていた。
流れを引き寄せきれなかった日本ハムは五、六、七回と立て続けに失点し、完敗となった。
試合後、新庄ビッグボスは取材には応じず、広報を通じ「明日は楽しいゲームができるようにする」と伝言を残した。