「全国高校野球選手権・３回戦、聖光学院８－１敦賀気比」（１６日、甲子園球場）

　敦賀気比は大黒柱の上加世田頼希投手（３年）が誤算だった。前回登板の疲れからか球威、コントロールともに本来の姿ではなく、三回途中で一発を浴びるなど４失点。聖光学院打線のえじきになった。その後も投手陣が打ち込まれ、打線も反撃する力がなかった。

　東哲平監督は「私の責任で負けてしまった。投手交代を我慢できなかった。試合を潰してしまった。タイミング、全て僕のミスでこの子たちの甲子園を奪ってしまった。本当に僕の采配ミスで、子供たちにこんな思いをさせて申し訳ないです。選手に謝りたい」と口元を引き締めた。それでも低評価だった福井大会を勝ち上がっての１６強。「甲子園で３試合できた。選手に感謝したい」と話した。