夏の甲子園 10日目の見どころ 近江・山田 高松商・浅野ら登場 8強かけた戦い

 第104回全国高校野球選手権は15日、大会第10日を迎える。各試合の見どころを紹介する。

 【第1試合】明秀学園日立(茨城)-仙台育英(宮城)

 明秀学園日立は初戦で鹿児島実との接戦を制し、夏初勝利を挙げた。エース・猪俣駿太投手(3年)は2番手で登板し、6回1/3を安打無失点と好投。六安打だった打線の奮起に期待したい。仙台育英は最速140キロ超えの5投手を擁する。初戦で16安打10得点を記録するなど打線も活発だ。

 【第2試合】高松商(香川)-九州国際大付(福岡)

 高松商は初戦で先発全員安打をマーク。今秋ドラフト候補の浅野翔吾外野手(3年)は2打席連続本塁打を放つなど、波に乗る。九州国際大付は開幕後に新型コロナ集団感染と判断され2人を入れ替えて初戦に臨み、逆境を乗り越え3回戦に進出。3番・黒田義信外野手(3年)は小技も駆使して好機を作る。

 【第3試合】明豊(大分)-愛工大名電(愛知)

 明豊は鈴木蓮捕手(3年)が初戦で本塁打を含む3打点を挙げる大活躍を見せた。愛工大名電は1番・加藤蓮内野手がここまでの2試合で8打数7安打と絶好調。投手陣は継投で相手打線をかわす。

 【第4試合】近江(滋賀)-海星(長崎)

 近江は今秋ドラフト候補でエースで4番の山田陽希投手(3年)が注目。海星は2試合で計24安打と打撃陣が好調。エース・宮原明弥投手(3年)も粘り強く投げ込む。

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