聖光学院が5年ぶり2回戦突破 横浜との接戦制す「3回目の正直、うれしいです」

 僅差で横浜に勝利し、喜ぶ聖光学院ナイン(撮影・北村雅宏)
 完投勝利を挙げ、拳を突き出す聖光学院・佐山(左)=撮影・北村雅宏
 横浜に競り勝ち、笑顔でスタンドへ駆け出す聖光学院ナイン(撮影・伊藤笙子)
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 「全国高校野球選手権・2回戦、聖光学院3-2横浜」(14日、甲子園球場)

 聖光学院(福島)が横浜(神奈川)を下し、2017年以来5年ぶりに2回戦を突破した。

 初回に1点を先制すると、同点の四回には先頭の山浅龍之介捕手(3年)が右中間への二塁打を放ちチャンスメーク。2死から8番・生田目陽内野手(3年)の中前適時打で一時勝ち越した。

 五回に同点に追いつかれたが、直後に連打で無死一、三塁とし、併殺の間に再度勝ち越しに成功。追いつかれては突き放し、勝利をつかんだ。先発したエース・佐山未来投手(3年)は九回を119球完投、5安打2失点で横浜打線を振り切った。

 聖光学院は春夏通じて過去神奈川県勢に5連敗中で、今回が初勝利。横浜との対戦は3度目で“3度目の正直”で3回戦進出を果たした。また福島県勢としても対神奈川県勢から初勝利。ここまで0勝8敗だった。

 試合後、斎藤智也監督は「3回目の正直を果たしたいなと思っていたので。なんとか今回勝ちたいなと思っていたので、とにかくうれしいです」と振り返り「幸いにも先取点が取れ、ビハインドの展開がなかったので、とにかく1点、1点と。相手にリードをさせない、同点まではいいけれど、先行しながら試合を進めたいという考えだった」と話した。

 横浜は2度同点に追いついたが勝ち越すことができず、2年連続2回戦敗退となった。

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