偉大な父ばりの火消しで流れ変えた愛工大名電・岩瀬 倉野監督も称賛「グッと攻撃的な流れになった」

 「全国高校野球選手権・2回戦、愛工大名電6-5八戸学院光星」(12日、甲子園球場)

 愛工大名電が劇的なサヨナラ勝ちで、3回戦に進出。工藤公康を擁した1981年以来となる夏2勝を飾った。5-5で迎えた延長十回裏に7番・美濃が劇打を放った。1-5となった七回途中に2番手で登板した元中日守護神の岩瀬仁紀の長男・法樹が追加点を許さぬ見事な火消しをみせると、流れを一気に呼び込み、七回に一気の猛攻。5安打を集中し、4点を挙げて同点としていた。

 試合後、愛工大名電の倉野監督は、岩瀬の投球に「エースの有馬が打たれたので、非常に厳しいなと思って居たが、ここは思い切ったリリーフで流れを変えようと思った。非常に流れを引き寄せる投球をしてくれた。愛知大会でもそうだったが、劣勢であったのが、ここでグッと攻撃的なチームの流れになった」と称えた。

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