コロナ禍で出場危ぶまれた九州国際大付・楠城監督「馬淵監督に心配を掛けた。申し訳なかった」

 「全国高校野球選手権・2回戦、九州国際大付2-1明徳義塾」(11日、甲子園球場)

 センバツ8強の九州国際大付がサウスポー香西が9回5安打1失点で完投し、接戦を制し、3回戦進出を決めた。

 度重なるハンデを乗り越え、九州国際大付ナインが夏7年ぶりの校歌を高らかに歌った。新型コロナウイルスの集団感染が判明し、一時は出場も危ぶまれたが、登録選手2人を入れ替えて臨んだ1戦。ボールを使っての練習が2日間できない期間もあったが、しぶとく勝ち上がった。

 楠城監督は「(明徳義塾の)馬淵監督に心配をかけた。申し訳なかったなと」と、複雑な事情が絡む中での対戦を振り返った。

 1点を先制された九州国際大付は三回、1番・小田原の右翼への適時打で同点。続く四回には中上が中二塁打で出塁。3番・黒田のセーフティー気味のバントが相手の送球ミスを誘い、勝ち越しに成功した。接戦での勝利に「勝つにはこの展開。僅差だなと思っていた」と、振り返った。

 香西-野田のバッテリーが明徳義塾打線を翻弄(ほんろう)。「バッテリーが調子の良いときのリズムで投げていた。このバッテリーはまったく手がかからない。クレバーな投球できるので安心してた」と、称えた。

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