高松商・浅野巡る申告敬遠の取り消し珍事 佐久長聖・寺川捕手説明「勝手に出してしまった」

 「全国高校野球選手権・2回戦、高松商14-4佐久長聖」(11日、甲子園球場)

 佐久長聖の寺川裕也捕手(3年)が、高松商のプロ注目のスラッガー・浅野翔吾外野手(3年)を巡る珍場面を説明した。

 浅野に史上初の3打席連続本塁打がかかった打席。八回1死一、二塁で登場したが、浅野は申告敬遠で塁に。しかし、その後プレーが一時中断されて差し戻し。会場は突然の出来事に静まりかえっていた。

 小林主審は、プレーについて「捕手から申告敬遠の申し出がありましたが、伝令の間違いでした」と説明した。1、2塁から再スタートされた。寺川によると「藤原先生に『次に回ってきたら申告敬遠する可能性はある』と言われていて、冷静になれていないところで、勝手に申告敬遠を出してしまった。ベンチに取り消されました」と、説明した。

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