日本文理の選手がアクシデント 担架でベンチ裏へ 前日大会2日目は3人が担架搬送

 6回、担架で運ばれる日本文理・玉木聖大(中央)=撮影・高部洋祐
 6回途中、苦しそうに芝生に座り込む日本文理・玉木聖大(右から2人目)=撮影・高部洋祐
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 「全国高校野球選手権・1回戦、海星-日本文理」(8日、甲子園球場)

 日本文理の玉木聖大外野手(3年)が、アクシデントにより担架で運ばれた。

 六回2死一塁の場面。右前のゴロを処理した際、送球後に足を痛めた様子を見せて転がり込んだ。その後、立ち上がることができず担架に乗せられてベンチ裏へと運ばれた。試合は約5分間中断。治療を経て再びグラウンドへ戻ると、スタンドからは拍手が送られた。

 甲子園はすでに気温30度超えの炎天下。その後、今度は海星の遊撃・丸本将吾内野手(3年)も六回裏の守備を終え、ベンチに戻る際に足を痛めた。立ち上がることができず、仲間に抱えられてベンチ裏へ。七回の攻撃で代打が送られ交代した。

 玉木は治療後の八回、フェンス直撃の二塁打を放つなどしたが勝利にはつながらず。「自分の所にボールが飛んできて、走り出したときに両足をつって(担架で)運ばれてしまった」と振り返り「去年もここで試合をしたが、ナイターで暑さは感じなかった。今日は日が出ている中でやってみて、汗をいっぱいかくような感じで、湿度も高くて、新潟の夏と全然違うような感じだと思いました」と話した。

 前日7日の大会第2日目は計3選手が担架で搬送されていた。1試合で八戸学院光星(青森)の右翼・深野友歩外野手(3年)が打球処理の際に足を痛め、担架で運ばれ交代。第3試合では鶴岡東(山形)の二塁走者・武田虎白外野手(3年)がけん制で帰塁した際に肩付近を負傷し、担架で運ばれた。五回には盈進(広島)の神垣怜旺内野手(2年)が一塁へ駆け込んだ際に、相手の一塁手と交錯し担架で運ばれた。その後、西宮市内の病院でCT検査を受け「脳振とう」と「頸椎(けいつい)捻挫」の診断を受けたと大会本部が発表した。

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