鳴門また強豪校の壁 エース冨田捕まった7回8失点

 「全国高校野球選手権・1回戦、近江8-2鳴門」(7日、甲子園球場)

 鳴門(徳島)のエース左腕・冨田遼弥投手(3年)が勝負所で捕まり、7回14安打8失点。春に続き、またも強豪校の壁にはね返された。

 1点リードの五回2死二塁、打席に山田を迎えると、ベンチからの指示は申告故意四球。冨田は一瞬、苦笑いを浮かべたように見えた。「勝負を避ける気はなかったが、1点を争う展開で仕方ないと思った」

 続く打者にフルカウントから右中間へ運ばれ逆転を許すと、以降歯止めが利かず。六、七回と失点し、この夏初めての途中降板。グラウンドからの去り際、何度も目をぬぐい「これまでの悪い部分が全て出た試合」と厳しい表情を貫いた。

 センバツ初戦で大阪桐蔭に敗れて以降、「甲子園8強」の目標を「全国制覇」に改めた。自信を持って臨んだ夏だったが、直前に森脇稔監督(61)が体調不良で離脱。普段とは違う状況での戦いを強いられた。

 「勝てなかった悔しさを生かして次のステップで頑張りたい」と冨田。今後は大学に進学し、憧れのプロの世界を目指す。

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