国学院栃木が猛打で開幕試合を制す「できすぎ」夏初勝利 日大三島は無念逆転負け

 初戦に大勝し、駆け出す国学院栃木ナイン(撮影・北村雅宏)
 8回、適時三塁打を放つ国学院栃木・鈴木友(撮影・北村雅宏)
 5回、バント安打で出塁する国学院栃木・槙本嵩大(撮影・北村雅宏)
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 「全国高校野球選手権・1回戦、国学院栃木10-3日大三島」(6日、甲子園球場)

 国学院栃木(栃木)が日大三島(静岡)を下し、開幕試合を制した。37年ぶり2度目の出場で、夏の甲子園で初勝利を挙げた。

 柄目監督は「私が思っている以上にできすぎの試合」と振り返ったが、国学院栃木は打線が機能した。

 3点を追う四回、連打と失策で同点とすると、五回1死一塁で4番で主将の平井悠馬内野手(3年)が左翼に二塁打を放ち、勝ち越しに成功。六回には3連打で1得点、なお無死満塁で4番・平井の右犠飛でさらに1点を追加。2死二塁と好機は続き、6番・長田悠也内野手(2年)が左中間への適時二塁打を放つなど、打者一巡の猛攻で一挙4得点。先発・盛永智也投手(2年)が7安打3失点で完封と粘り強く投げ込み、勝利に導いた。

 日大三島は二回に無死から4番・松永陽登投手(3年)の左中間への三塁打と5番・野口央雅外野手(3年)の左犠飛で先制。1-0の四回には3本の長打で2点を追加し3-0とした。同点の五回には無死満塁とこの試合最大の好機を作ったが、後続が凡退。守備の失策も響き、流れを取り戻すことができなかった。センバツに続いて無念の初戦敗退となった。

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