日大三が4年ぶり18度目の甲子園 寒川主将は涙「松藤のためにつなげようと」

 4年ぶり18回目の甲子園出場を決め、歓喜する日大三ナイン(撮影・佐藤厚)
 選手の手で宙に舞う日大三・小倉監督(撮影・佐藤厚)
 4年ぶり18回目の夏甲子園出場を決め、歓喜する日大三・松藤(中央右)と富塚(同左)(撮影・佐藤厚)
3枚

 「高校野球西東京大会・決勝、日大三6-2東海大菅生」(31日、神宮球場)

 日大三が昨年王者の東海大菅生を下し、18年以来4年ぶり18度目の甲子園出場を決めた。

 日大三は2点を追う六回、1死二、三塁から7番・川崎大翔捕手(3年)の右前2点適時打を放ち同点に。その後1死一、三塁の好機で9番・松藤孝介投手(3年)がスクイズを決め勝ち越しに成功した。打球を処理した東海大菅生の先発・鈴木泰成投手(3年)が一塁へ悪送球し、一塁走者も生還。この回一挙4得点で一気に流れを引き寄せた。七回には2死一塁から6番・村上太一外野手(3年)が打った瞬間ガッツポーズをする完璧な左越え2ランで6-2に。先発した松藤が7安打2失点で完投し、粘り勝った。

 優勝インタビューに応じた主将の寒川忠内野手(3年)は「前半は先制されて、後半勝負だと言っていた。松藤が良いピッチングをしていたので、打者陣が松藤のためにつなげようといった結果が連打につながった」と終始、涙。小倉全由監督も「選手たちがよくやってくれたので本当にうれしいです。菅生さんもエースが良いボールを投げるので、なかなかうちのペースにならなかったけど、よく選手が我慢してくれた。今日は思い切って投げてこいと言ったのでよく投げてくれた」と選手をたたえた。

 東海大菅生は初回に2死二塁から4番・酒井成真外野手(3年)の左前適時打で1点を先制。四回には6番・金谷竜汰内野手(3年)の右翼線への二塁打から連打で1点を追加した。ただ、五回以降は思うように走者を出すことができず。先発の鈴木泰成投手(3年)は毎回の8奪三振を奪ったが、7回9安打6失点でリードを守り切れなかった。

 昨夏の甲子園では1回戦の大阪桐蔭戦でまさかの降雨コールド負け。雪辱を誓っていたが、聖地には届かなかった。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス