オリックス中嶋監督 ノーノーまであと一人の椋木に「リミッター解除した感じもある」

 ヒーローインタビュー後に写真に納まるオリックス・椋木(右)と吉田正
 9回2死で初安打を許し、悔しがるオリックス・椋木。手前は頓宮捕手
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 「オリックス2-0日本ハム」(20日、京セラドーム大阪)

 オリックスはドラフト1位・椋木(東北福祉大)が九回2死まで無安打投球の快投を見せ、日本ハムに連勝。5位ながら、借金1で首位とは3・5ゲーム差まで縮まった。

 椋木は初回から圧巻の投球。中嶋監督も「良かったですね」とたたえた。常にストライク先行で11奪三振。「ゾーンで勝負できたかなと思います。本当にいい真っすぐですね。質の高い真っすぐというか、独特の軌道だと思います」と投球を振り返った。

 球数は100球を超えていたが、九回は続投を決断。ただ、2死から代打・佐藤に中前打を浴び、ここで降板となった。「110から120球までの体力はもちろんあるっていうのはあった。それでも、ちょっとリミッター解除した感じもあるし、(中)12日空けたのもあるし。一応、また次も空ける予定ですので、その点ではマックス行ってもいいかなと思いましたけど」と明かした。

 一方の打線は三回1死一塁から吉田正が放った先制2ランによる2得点だけ。「あれだけでしたね、本当に。きっちり(打線が)変わっとったっすね。どうゆうこと。もっと、援護できるのかなと思ったんやけどな」と嘆いた。

 それでも、借金1で前半戦は残り4試合。「あと4つっていうのはわかってますのでね。その4つをどれだけしっかり取れるかというか、そこに向かっていけるかということだと思う。やっていきます」と意気込んだ。

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