オリックス・ドラ1椋木「最後に欲が出てダメでした」あとアウト1つでノーノー逃す

 日本ハム戦で力投するオリックス・椋木
 日本ハムに勝利し、ベンチで手をたたいて喜ぶオリックス・椋木(左)
 9回2死で初安打を許し、悔しがるオリックス・椋木
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 「オリックス2-0日本ハム」(20日、京セラドーム大阪)

 オリックスのドラフト1位・椋木蓮投手(東北福祉大)が九回2死まで無安打無失点。あとアウト1つ、あとストライク1つで代打佐藤に中前打を打たれ、ノーヒットノーランの快挙を逃した。それでも、プロ初登板から2試合連続での2勝目を飾った。

 八回から球場の雰囲気は感じ取っていたそうで、「(ファンの)気持ちに応えたい一心だったが、最後に一番ダメな球がいきました。三振を取ろうという欲が出て、ダメでした」と語ると、ファンから笑いも起きた。九回は「チャンスがあったので狙いたかったが、最後は体力もなくてまだまだと思いました」と反省の言葉も口にした。

 三回2死までは、一人の走者も許さなかった。三回2死から連続四球を与えたが、中島を空振り三振。八回は先頭から2者連続三振を奪い、10奪三振となり、球場の期待度も高まっていた。

 九回も2死。佐藤に対して2-2と追い込んだが、執念で中前に運ばれた。球場は悲鳴とともに大きなため息に包まれ、椋木はここで交代となった。8回2/3を1安打無失点、11奪三振の快投だった。ベンチに戻り、苦笑いを浮かべ、思わず頭を抱えた。

 椋木はプロ初登板初先発だった7月7日の西武戦でプロ初勝利。プロ初登板から2試合連続での白星は、今季の新人では初となった。

 新人のノーヒットノーランは1965年の広島・外木場、87年の中日・近藤が達成している。

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