山田監督代行 ビッグボス野球継承も非常事態初戦勝利ならず「今いるメンバーで全力で」
「オリックス7-1日本ハム」(19日、京セラドーム大阪)
日本ハムは、新庄ビッグボス不在の非常事態を白星で乗り越えることはできなかった。監督代行を務めた山田ヘッドコーチは「悔しい」と話した後に「選手が最後まで諦めずに声を出している姿を見たら、大丈夫かなって。明日につながる」と前を向いた。
試合前、新庄ビッグボスから「好きにやって下さい」と声をかけられたという山田コーチ。それでも「ボスがここまでチームを変えてきましたから、ボスの意向に沿いながらも必死にやりたい」と新庄野球の継承をテーマに掲げていた。
しかし、歯車がかみ合わない。初回1死一、二塁で野村、清宮が凡退。二回1死一塁でエンドランが三振併殺となった。天敵山岡の前に1得点に終わった。
コロナ禍に追い打ちをかけるように、首位打者として奮闘していた松本剛が自打球を左膝に受けて途中交代した。検査結果は20日以降に判明するが、離脱となれば、まさに泣きっ面に蜂。近藤選手会長は「今いるメンバーで全力で臨みたい」と歯を食いしばる。7連勝後、3連敗。苦難は全員で乗り越える。