ノーシード慶応 第1シード桐蔭学園撃破 合言葉は「初の宿泊遠征を甲子園に」

 「高校野球神奈川大会・4回戦、慶応7-5桐蔭学園」(18日、バッティングパレス相石スタジアムひらつか)

 山場を越えて見せた。ノーシードの慶応が、第1シードの桐蔭学園を破り16強入り。昨夏は勝利も、今春には敗北した宿敵にリベンジを果たした。

 「自分たちが挑戦者」と横地広太外野手(3年)が初回、無死一塁から右越えの先制2ラン。三回にも2点を追加し4点をリードした中、四回に同点とされる。だが、横地が「五回からは後半戦」と振り返ったように、気持ちを切り替え、六回に先頭から吉開鉄朗捕手(3年)のソロで勝ち越しに成功。粘りをテーマに、総力戦で因縁の対決を制した。

 コロナ禍に入り宿泊の遠征ができなかった。その中で、チームとして「初の宿泊遠征を甲子園にしよう」を合言葉に迎えた、今大会。一丸野球で4年ぶりの頂点を目指す。

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