須磨翔風・槙野 先輩の阪神・才木と「同じステージに」147球の大熱投も力尽く

 「高校野球兵庫大会・2回戦、神戸国際大付4-3須磨翔風」(10日、明石トーカロ球場)

 兵庫大会ではプロ注目右腕の須磨翔風・槙野時斗投手(3年)が昨夏甲子園に出場した神戸国際大付を相手に147球の熱投も実らず。延長十二回の激闘の末に初戦敗退となった。

 阪神・才木を輩出した須磨翔風のエース右腕・槙野時斗投手(3年)が2番手で登板し、10回2/3を3失点。147球の大熱投も、延長十二回に決勝点を許し、力尽きた。

 13安打を浴びて幾度もピンチを背負った。それでも苦しい表情は一切見せない。「しんどい場面でも笑顔でいるようには心掛けていました」。右肘のトミー・ジョン手術から懸命にリハビリを続け、7月3日の中日戦(バンテリン)で1159日ぶりに復活星を挙げた先輩のように、不屈の精神で投げ抜いた。

 高校球児として最後の夏を終え「やっぱり悔しさの方が強い」と話す右腕。ただ、涙をこらえながらも潤んだ瞳は、次の目標を映し出していた。

 「才木さんが活躍されている。同じステージに立ちたい。一番の目標はプロ野球で日本を代表する投手になりたいと思っています」。

 この日も複数球団のスカウトが視察に訪れるプロ注目の逸材。進路は未定だが、憧れの先輩と同じ舞台に立てる将来を見据える。

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