日本ウェルネス 初戦敗退も1年生チームが奮闘「結構戦えてびっくり」今年4月に開校

 3点目の本塁を踏んだ主将の長谷川を笑顔で迎える日本ウェルネスのナイン
 最初の夏を終え、試合終了の挨拶を行う日本ウェルネス
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 「高校野球茨城大会・1回戦、科技学園日立11-5日本ウェルネス」(10日、日立市民運動公園野球場)

 夏の茨城大会初出場の日本ウェルネスは科技学園日立に5-11で敗れ、初戦で敗退した。今年4月に開校し、部員は全員1年生。経験浅いチームだが、11安打と奮闘した。

 日本ウェルネスは1点を失った直後の初回、1死から2番・神部來内野手(1年)が三ゴロ失策で出塁すると、続く3番・中村零士内野手(1年)が左前へ2点適時打を放ち同点に。2死後に6番で主将の長谷川祐太内野手(1年)が中前適時打を放ち、一時勝ち越しに成功した。

 その後は逆転を許し、4-6で迎えた六回、5連打と犠飛で4失点と一気に突き放された。それでも最後まであきらめず、毎回出塁するなど奮闘。コールド負けは逃れた。

 今年4月に開校し、約3カ月でチームを作って大勝負に挑んだ。打線は2桁安打と通用したが、「中盤から守りきれなかった」と野手陣は3失策。3投手の継投も踏ん張りきれず、11失点を喫した。ただ、主将の長谷川は初めての夏を振り返り「結構戦えてびっくりなところはある」と充実感を漂わせた。

 「監督に1年目から甲子園を目指そうと言われて自分もいきたいと思った。1年生だけで甲子園に行ったらかっこいいな」と、同校に入学したという長谷川。最初の夏は終わったが「切り替えて、今回守備が目立ったので守備を重点的にやっていくことと、打撃は自信あるし打てていたので、打撃は継続でいきたい。全員甲子園に絶対出たいとみんな言っている。甲子園に出てプレーしたい」。高校野球生活と日本ウェルネス野球部の歴史は始まったばかりだ。

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