「日本ハム２－１オリックス」（１日、札幌ドーム）

　オリックスは拙守＆拙攻が最後まで響き、日本ハムに惜敗。７月は黒星スタートとなった。

　守備では２失策がいずれも失点に絡んだ。二回１死から、二塁・安達が近藤の一、二塁間のゴロを好捕するも、一塁へ悪送球。その後、２死一塁から先発の山岡が石井に先制適時三塁打を浴びた。

　さらに、四回２死三塁では、三回の守備から途中出場の二塁・宜保が清宮のゴロを一塁へ悪送球。どちらも難しい打球ではあったが、中嶋監督は「いや、エラーですからね。送球エラーになってるわけですから」と厳しく指摘した。

　打線は９安打５四球と毎回走者を出しながら、わずか１得点。１４残塁に終わった。中嶋監督は「対策を立てて、もちろんやっている。実行しなかったら、全然意味がない。自分勝手にやられても困る。１球ずつ何考えてやってるのって聞くわけじゃないんでね。点になってないというのは、何かが違うんでしょうね。何か別のことをしちゃうんでしょうね」と怒りをあらわにした。

　上沢には１０連敗。「打ってない投手に関しては、スコアラーとか打撃コーチもいろいろ考えてくれている。（助言を）言ってくれてますんでね。それを本気で聞いてるのかって疑っちゃいますよね」と改善を求めた。

　先発・山岡は８回４安打２失点（自責０）の好投も見殺し。指揮官は「もう最高の投球じゃないですか」と報われなかった右腕をたたえた。