ロッテ・佐々木朗 降板理由のマメは「体質も関係」「亀裂入ると難しい」評論家の視点

 4回、辰巳を右飛に打ち取るも苦しい表情でマウンドを降りる佐々木朗(撮影・開出牧)
 4回、右手親指から出血する佐々木朗(撮影・堀内翔)
 4回の投球を終えた佐々木朗のユニホームには血の跡がついていた
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 「ロッテ-楽天」(1日、ZOZOマリンスタジアム)

 ロッテ・佐々木朗希投手が右手中指のマメがつぶれるアクシデント。4回2安打無失点10奪三振の快投一転、緊急降板となった。

 元巨人投手でデイリースポーツ評論家・関本四十四氏は「マメがつぶれる、爪が割れるというのは投手にとって珍しくはないこと。特に中指が多く、指の腹にマメができて割れてしまう」と解説。「マメに関してはできやすい選手もいれば、全くできない選手もいる。これは体質も関係していて、個人差がある。爪が割れやすい選手はマニキュアを塗って対策をしている選手もいるが、金田さん(金田正一氏)なんか本当に綺麗な指してたからな」と語った。

 快投一転のアクシデントだった。初回に振り逃げを含め、1イニング4奪三振の珍記録。二回2死から6者連続を奪うなど、ハイペースに三振を重ねていた。ただ四回1死、銀次から10個目の三振を奪ったところで指を気にする仕草が増え、ユニホームには血が付いた。

 休養を経て、前回登板では7回無失点で6勝目。状態が上向いたところで、まさかのアクシデントとなった。

 関本氏は「亀裂が入ると指先に圧をかけるのが難しくなる。交代は仕方がない」とし、今後の登板についても「状態によっては固まるまでに1週間、10日くらいは必要だから、先発を一回飛ばす可能性もあるんじゃないか」と語った。

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