智弁和歌山・武元 投打光る二刀流 しなやかなフォームから角度あるボール投げ込む

 第104回全国高校野球選手権の地方大会がすでに始まっている。聖地を目指し、目の前の一戦に全力を注ぐ高校球児。その中には、まだ全国の舞台でベールを脱いでない逸材も。プロが注目する22年度のドラフト候補を、デイリースポーツ・アマ野球担当が投手・野手に分けて紹介。今回は投手を取り上げる。

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 恵まれた体格から、しなやかなフォームで角度あるボールを投げ込む。投打で光る“二刀流”は、智弁和歌山の武元一輝投手だ。

 春季近畿大会決勝・大阪桐蔭戦では、1点リードの六回から登板して4回3安打無失点で優勝に貢献。「両サイドのコントロールとテンポを意識して。緩いカーブも入れながら緩急もつけました」。直球に頼らず変化球を交えた投球も武器だ。

 参考にするのは米大リーグで活躍するスター。「ダルビッシュさんであったり大谷翔平さん。どういう感覚で投げているのかなというのを動画で見ている」。打者としても長打力は高校球界でトップクラス。プロのスカウト陣からは打者として評価する声もある。

 「夏は県内では負けられない。春の近畿大会優勝を夏連覇につなげたい」。日本一に輝いた昨夏に続き、再び全国の舞台で成長した姿をアピールする。

 ◆武元 一輝(たけもと・いつき)2004年4月9日生まれ、18歳。大阪府大阪市出身。187センチ、88キロ。右投げ左打ち、投手兼外野手。小学4年時に長池キングスで野球を始め、藤井寺ボーイズでは全国大会に出場。智弁和歌山では1年夏からベンチ入り。憧れの選手はエンゼルス・大谷翔平。最速は148キロ。

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