ヤクルト 村上の特大V26号3ランで殴り勝ち 史上初11球団連続勝ち越し
「ヤクルト11-10巨人」(26日、神宮球場)
ヤクルトが壮絶な超打撃戦を制し、球団新を更新する12カード連続の勝ち越し。プロ野球史上初めて、全11球団連続勝ち越しを決めた。
決着をつけたのは主砲のバットだった。8-8の八回1死一、三塁。主砲・村上が値千金の26号3ラン。巨人・平内からバックスクリーンへ飛び込む特大の一発で、勝ち越しに成功した。
初回、自身の拙守から3点を奪われ、乱戦が始まっていた。「しょうもないエラーをしたので、取り返したいと思っていた」。燃える思いが形になった。
この3連戦、ヤクルトが9本塁打32得点で、巨人が9本塁打35得点。全て激しい打ち合いとなり、村上は「ホッとしてますし、疲れました」と安どの笑み。史上初の11球団連続カード勝ち越しには「本当に目の前の試合を戦えているので、11球団勝ち越しできて誇りに思います」とうなずいた。
今季はシーズン50本塁打、3冠王も期待されるほどの活躍。お立ち台では「もちろん、取れるものは全て取りたいですが、それは終わってからの結果。一試合一試合、集中して頑張ります」と慎重に言葉を選んだ。
2位・巨人とのゲーム差は11に拡大。29日にも、6月中となれば史上初となる優勝マジック「57」が点灯する可能性も出てきた。