中日・根尾「まず中継ぎでしっかり抑える」投手転向後初練習 ブルペンで30球

 「投手・根尾」が本格的にスタートした。野手から投手への転向が決まった中日・根尾昂外野手(22)が15日、バンテリンドームナゴヤでの全体練習に参加。バットを握ることなく、初めて投手陣のメニューをこなした。

 全体練習前、赤い投手用グラブを持った根尾は、野手陣ではなく投手ミーティングの輪に入った。「これまで野手目線だったので、投手の練習に入って新鮮でした」。練習では大野雄とキャッチボールし、その後は投内連係に参加。ブルペンでは直球にスライダー、カーブを交えながら約30球を投げ込んだ。

 投手転向については、昨秋から立浪監督と話を続けてきたという。「野手で打てなかったら投手で、という話はずっとありました」。今季は外野手として迎え、4月に遊撃へ再転向。26試合で打率・211、4打点、0本塁打、0盗塁。12日の日本ハム戦(札幌ド)の試合前に、指揮官から「投手登録でいこう」と告げられた。

 5月21日の広島戦(マツダ)でプロ初登板を果たし、1回無失点。まずは1軍で中継ぎからスタートし、将来的に先発を目指す方向だ。「まずは中継ぎで1、2イニングをしっかり抑えるというのが一つの目標。しっかりけがなく投げて、抑えて。一つずつ段階を上げていきたいです」と意気込んだ。

 野手への未練が完全にないわけではないが、自分の可能性を広げるための道。「よし、やるか」と前向きに捉え、挑戦していく。

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