DeNA延長十一回制した 代打・大和がV撃「積極的にいこうと決めていた」
「ロッテ1-2DeNA」(11日、ZOZOマリンスタジアム)
一撃必殺だ。DeNAの大和が放った打球は、あっという間に左中間を抜けた。1-1と同点の延長十一回1死二塁、代打で出場し勝ち越しの適時二塁打を放った。「最初から積極的にいこうと決めていた。たまたま良い感じに打てた」と淡々と話したが、塁上では腕を突き上げた。
表情はクールも、心は燃えていた。息詰まる投手戦の中、柴田の安打と嶺井の犠打でチャンスが巡り、大和は「自分も何とかしたいという気持ちが、より一層強くなる」と後輩たちの姿に刺激をもらっていた。
11月には35歳。決して若くはない。それでも「年齢を重ねてきたらケアも大事だし、やる時はやる、休む時は休む」とメリハリを付ける。阪神から移籍して5年目。存在感は大きくなるばかりだ。