新庄Bボス 阪神に熱烈エール「プロ野球盛り上げて」 甲子園凱旋3連敗も古巣に感謝
「阪神8-3日本ハム」(5日、甲子園球場)
甲子園凱旋3連戦3連敗。日本ハム監督の新庄剛志ビッグボス(50)は「最後の試合、同点に追いつきたかったんですよ。九回にね。そしたら延長でまた盛り上がって…」。純粋に、悔しかった。
六回、4長短打などで3点を奪い1点差とした。だが八回に痛恨の4失点。試合は決した。「3点取ったときにはちょっと面白くしようと思って」。披露したかった新庄スタイル。実現しなかった。
試合前には異例の敵地インスタライブを開催。監督室からグラウンドへ。今川にはホームランキャッチを伝授。「雨予報なので阪神園芸さん、グラウンドを硬く整備しているんじゃないかと思います」と一般では知り得ない情報も伝えた。
メンバー表交換後にはバックスクリーンと一塁側ベンチを背景に自撮り。さらに選手とともにグラウンドをバックに記念撮影をして沸かせた。3日連続満員御礼。「みんなはね、温かい拍手をしてくれて。もう来年は(甲子園で)あるかどうか分からないけど、きょう最後ということで」と思いを口にした。
敗戦の悔しさの一方で、胸中には古巣への思いも。「タイガースもこれをきっかけにしてほしいですよね。勝ってプロ野球を盛り上げてもらわないといけないと思います」。熱いメッセージを残して甲子園を去った。