「ＤｅＮＡ７－０楽天」（３日、横浜スタジアム）

　楽天は先発が崩れ大量失点。打線もゼロ行進でまさに完敗だった。

　前回登板６失点で、背水の陣で臨んだ滝中瞭太投手が、またも乱調だった。初回、１死一塁から宮崎に先制２ランを被弾。三回には「勝負になってなかった」と石井一久監督が苦言を呈した２つの四球をきっかけにピンチを招くと、牧に３ランを浴びた。

　今季最短３回５失点でＫＯとなった右腕。指揮官は「ディフェンシブな感じに見えた。もうちょっと荒ぶる感じは欲しかった。何とか抑えたいという気持ちが強すぎた」と振り返り「次回は違う人にいってもらうと思います」と抹消する方向だと語った。

　打線もつながりを欠いた。初回、二回と連打で得点圏に走者を置くも一本が出ず。三回以降はわずか２安打に抑え込まれスコアボードにゼロが並んだ。

　指揮官は「徐々に徐々に追い詰められて、どうにかしないとという責任感の強さが悪い方向に出ちゃってるかもしれない」と分析。「思い切っていって欲しい」と個人個人の奮起を促した。

　今季１０度目の零敗で７カード連続で、初戦を落とすなど苦しい戦いが続くが、チーム一丸となって乗り越えるしかない。