日本ハムが巨人に勝ち越し!新庄監督インスタライブで異例の先発決定の杉谷が1安打2打点の躍動
「日本ハム7-2巨人」(29日、札幌ドーム)
日本ハムが先発全員安打で巨人を圧倒し、カード勝ち越しを決めた。
1-1で迎えた二回一死二、三塁で、この日、新庄ビッグボスの試合前インスタライブ内で“ファンの声”で異例のスタメン抜てきされた9番杉谷が最低限の遊ゴロで1点を勝ち越すと、四回には無死満塁で再び杉谷。見事に一、二塁間を破る右前適時打で追加点をあげた。この試合まで打率・100だったが、ファンの期待に応えたムードメーカーの2打席連続打点でチームは活気づき、この回、松本剛、上川畑の適時打で一挙4点。試合の主導権を握った。
投げては先発の根本が5回2失点と好投で、19歳1カ月でプロ初勝利をマーク。パ・リーグの10代投手のプロ初勝利が巨人戦は史上初となった。10代先発投手の交流戦巨人戦勝利は06年のダルビッシュ(日本ハム)、07年の田中将(楽天)、12年の釜田(楽天)、21年の宮城(オリックス)に続く5人目となった。
日本ハムはこれで5月12勝11敗で負け越しがなくなった。
試合後、新庄ビッグボスは取材には応じず、広報を通じて「選手に聞いてちょ!」と、コメントを残した。