巨人・大勢 MAX159キロに到達したわけ 大学時代恩師がロッテ益田と比較
両リーグ単独トップの16セーブを挙げる巨人のドラフト1位・大勢投手(22)=関西国際大=が、24日から初の交流戦に挑む。関西国際大時代に監督として指導にあたった鈴木英之監督(55)が、デイリースポーツのインタビューに応じた。同大学出身のロッテ・益田直也投手(32)との違いを話しつつ、大学時代に球速が最速157キロまで飛躍的に上がった理由を明かした。
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破竹の両リーグ断トツ16セーブをマークしている大勢。関西国際大の鈴木監督は「やはり出来過ぎですね。夢見心地というか」と教え子の活躍に自然と目尻が下がる。
巨人は交流戦で6月3日から、もう一人の教え子である益田が所属するロッテとの3連戦を東京ドームで戦う。オープン戦では3月18日に投げ合ったが、公式戦で実現すれば初めてのこと。鈴木監督は、2度のセーブ王を誇る先輩を手本にしてほしいと話す。
「テクニック、制球的には益田の方が上ですから」。対する大勢は最速159キロの直球とフォーク主体の投球スタイル。「フォークにしてもスライダーにしてもコントロールがまだまだ。ものにできてきたら無双状態になる可能性はあります」と変化球の使い方に伸びしろがあるという。
剛球は大学時代に磨かれた。「持って生まれた体の強さを生かし切れてなかった」と鈴木監督。上体だけで投げたがる癖を見抜き、下半身を鍛えさせた。一年を通して走り込ませることで、フォームのバランスが安定し、高校時代は最速146キロだった球速も157キロまでアップした。
「一番心配なのは故障だけ」。その点において、益田は新人最多記録の72試合に登板するなど非常にタフで、178センチ80キロの体格から「カローラのボディにベンツのエンジンを積んでる」と表現し、身長181センチ88キロと体格の良い大勢を「アメリカ車」とユニークに車に例えた。
大勢には巨人で初となる、新人王とセーブ王同時受賞への期待が掛かる。開幕からの活躍に驚きつつ、セーブを積み重ねる姿に「僕らもこれは(セーブ王に)なってもおかしくないんじゃないかと思い始めてきてますよね」とエールを送った。(取材=中谷大志)
◇鈴木 英之(すずき・ひでゆき)1967年3月8日生まれ。55歳。大阪府出身。PL学園時代は桑田、清原のKKコンビの一学年先輩。駒大卒業後、神戸製鋼でプレー。03年、関西国際大の監督に就任。同大学の経営学部経営学科の准教授も務める。16年には大学野球日本代表のコーチにも就任した。



