日本ハム4番にアクシデントで零封負け ビッグボス「折れてるかな。でも鼻は出られますよ」
「オリックス3-0日本ハム」(17日、ほっともっとフィールド神戸)
若き4番のアクシデントでの離脱が響き、日本ハムが5連勝を逃した。両チーム無得点の四回1死二塁だ。6試合連続で4番の日本ハム・野村佑希内野手(21)が、オリックス・山岡の直球を顔面に受ける死球。場内には悲鳴にも似たファンの声がもれた。
倒れ込んだまま動けず、新庄ビッグボスも心配そうに歩み寄った。その後、野村は自分の足で歩きタオルで鼻血をぬぐいながらベンチ裏へ。すぐに代走が送られて途中交代となり、試合中に神戸市内の病院へ向かった。
3番・清宮、5番・万波を含めてボスが「この3人でもう少し。成長してほしいという意味でも続けていきたい」と固定しつつあった中軸の一角を失うと、六回1死満塁では代わって4番に入った水野、万波が連続三振で先制機を逸した。
そして七回に2点を奪われて敗戦。試合後、ボスは野村について「多分(鼻の骨が)折れてるかな。でも鼻は(試合に)出られますよ。本人次第」と説明。重大な事態でないとしながら、4番を欠いての敗戦に表情を曇ったままだった。