甲子園でプロ初登板の「投手・根尾」一問一答「もう最高ですね」「また機会があれば」

力投する根尾(撮影・石井剣太郎)
 力投する根尾(撮影・石井剣太郎)
石森へ投手変更となり、守備へと向かう根尾(右)=撮影・石井剣太郎
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 「ウエスタン、阪神5-10中日」(8日、甲子園球場)

 中日・根尾昴外野手(22)が2軍戦でプロ初登板を果たした。2/3回で打者5人に対して20球を投じ、3安打1奪三振1失点。最速150キロをマークした。

 「2番・遊撃」でスタメン出場し、4打数1安打2打点。野手として存在感を示した根尾は、6点リードの九回にマウンドに上がった。

 初球は148キロをマークし、豊田を三ゴロ。続く高寺に左前打を浴び、中川にも左前打を許して1死一、二塁。遠藤の右翼への適時二塁打で1点を失ったが、江越を3球三振に仕留めるなど最速150キロの直球、切れのあるスライダーで観衆を魅了した。マウンドを石森に譲ると、再び遊撃の守りに就いた。

 試合後は「もう最高ですね」と、投打二刀流で沸かせた大阪桐蔭高時代以来となる聖地での投球に、素直な思いを口にした。以下一問一答。

 -ブルペンにはいつ入ったのか。

 「五回裏に1回ブルペンに入って作って、ずっとショートからずっと投げていたので」

 -公式戦で打者相手に投げた。

 「すごくありがたいというか、投げさせてもらってすごい嬉しかったです。もっとバラバラになるかなと思ったんですけど、大野さんがワンバウンドを止めてくださって、それで何とか持ちこたえたかなと、1点取られましたけど。まあなんとか、四球、四球にはならなかったので。どんな感じになるかなって自分でも分からなかったので、楽しみにしてたんですけど、また機会があればしっかり投げていきたいと思います」

 -大阪桐蔭高時代の2018年・国体以来の実戦登板。手応えは。

 「点差もありましたし、思い切って投げれたので。良かったか悪かったかで言うと、投げられたことが良かったんですけど、そんなにそれ以来、って感覚もなくて。ずっとショートで4月末から守ってて、案外近いところで見てたので。そんなに久しぶり感もなく、スッと入れたと思います」

 -甲子園のマウンドで投げた。

 「もう、最高ですよね。シンプルに嬉しかったです。懐かしかったですし、ファンの人も入ってたので。うれしかったです」

 -ブランクを感じなかった

 「怪我だけしないで。しっかりケアをして、また機会があれば次は点取られないように。頑張ります」

 -変化球はスライダーだけか。

 「だけです」

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