ロッテ・山口「完璧」3号 お立ち台で一句「こいのぼり、僕も登るぞ、頂点へ」
「ロッテ7-3日本ハム」(30日、ZOZOマリンスタジアム)
3号決勝弾を含む初の4打点を挙げたロッテ・山口は胸を張って、お立ち台に上がった。中学時代「伊藤園お~いお茶新俳句大賞」佳作特別賞を受賞した俳人は「こいのぼり、僕も登るぞ、頂点へ」。得意の一句を披露するとスタンドの大きな拍手を浴び、笑みを浮かべた。
2打席連続で左前適時打を放ち、気分良く迎えた五回2死一塁の第3打席。上沢の151キロの直球を振り抜き、鋭い打球は左翼席へ突き刺さった。「完璧でした。読みが当たりましたね」。前日はゾゾの室内練習場で1時間の特打を敢行した成果も出た。
一句は今季初めて守った左翼の守備に就き、思い浮かんだ。バックスクリーンを眺めていると、こいのぼり3本がはためくのを発見。「(投手を)応援しながら考えてました」。名句が浮かび打撃にも好影響だ。
3、4月を終え打率・306、3本塁打、10打点。「バッティングは徐々に良くなっている。(5月も)期待してください」。成長をみせる和製大砲が打線を活気づける。