巨人・20年ドラ1平内がプロ初勝利 苦しんだ1年目「やっと。最高です」 2回を完全投球

 プロ初勝利を挙げた平内(右)を祝福する原監督(撮影・棚橋慶太)
 松原(9)からプロ初勝利のウイニングボールを受け取る平内(中央)=撮影・伊藤笙子
 2回を無失点に抑え笑顔を見せる平内(撮影・棚橋慶太)
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 「巨人8-4広島」(21日、東京ドーム)

 巨人の平内龍太投手が、五回に2番手でマウンドに上がり2回を無四球無安打と完璧に抑え、プロ初勝利をつかんだ。

 150キロ台の速球を連発し、相手打者のバットをグイグイと押し込んだ。6-4と乱打戦の様相を見せた五回、先頭の菊池を右飛、小園を遊飛、マクブルームを遊ゴロと、簡単に3人で片付けた。続く六回も続投し、3人斬り。快投でリードを守り、六回裏のダメ押しを呼び込んだ。

 20年のドラフト1位右腕は、ルーキーイヤーの昨季1軍で3試合に登板。計5回を8失点で防御率14・40。プロ初勝利よりも早く初黒星を喫するなど一年目は苦しんだ。雌伏の時を経て得た初のお立ち台。「なかなか1軍で、昨年も含めていいピッチングができなかったので、きょうやっとゼロに抑えて、初勝利も挙げて本当に最高です」と右腕は笑顔を浮かべた。

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