楽天・西川が躍動同点打 古巣との3連戦11打数5安打4打点「嫌」から「楽しみ」に

 7回、同点の適時二塁打を放つ西川(撮影・中島達哉)
 7回、同点の2点適時二塁打を放つ西川(撮影・中島達哉)
 10回、近藤にサヨナラ打を打たれ、がっくりする松井裕(撮影・中島達哉)
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 「日本ハム3-2楽天」(10日、札幌ドーム)

 勝ちには結びつかなかったが、またも躍動した。楽天・西川遥輝外野手(29)が一時同点となる適時打を放つなど古巣札幌の地で輝きを放った。

 強烈な一打は2点を追う七回だ。1死満塁の好機で右線に同点となる2点適時二塁打。「みんなが作ってくれたチャンスだったので、気持ちで打ちました」。二塁に到達した西川は手を強くたたき、拳を突き上げ喜びをあらわにした。

 その後延長戦でサヨナラ負けを喫し、同一カード3連勝こそ逃したものの、西川自身は3試合で11打数5安打4打点と昨年までの本拠地で大暴れ。「最後、勝って終わりたかったですが、ファンの皆さんの前で元気な姿を見せられてよかったです」と大活躍の3連戦を振り返り、「また来るのを楽しみにしています」と語った。

 一昨日まで来るのが「嫌だった」と語っていた古巣も、この3日間で「楽しみ」に変わった。心機一転、東北の地で再スタートを切ったスピードスターは今年も札幌の地で躍動しそうだ。

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