巨人・堀田がプロ初登板で6回無失点の快投 プロ初勝利の権利

 1回、塩見(右)と対戦する堀田(撮影・佐藤厚)
 3回、堀田は内山壮の投ゴロを好捕し併殺とする(撮影・佐藤厚)
 プロ入り初登板初先発の堀田(撮影・佐藤厚)
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 「ヤクルト-巨人」(31日、神宮球場)

 巨人の高卒3年目・堀田賢慎投手が、プロ初登板初先発。6回を5安打無失点の快投を披露した。

 直球に球威があり、変化球もさえた。四回には2者連続四球で1死一、二塁のピンチを招いたが、落ち着いて村上を二ゴロ併殺打に仕留めた。六回2死一、三塁の場面では山田を空振り三振に抑えた。強力なツバメ打線を相手に堂々たる投球を見せた。

 堀田は「初回のマウンドは緊張して胸がドキドキでした。桑田コーチから『ランナーを出しても粘り強くいこう』と言われてマウンドに上がったので、打たれても動揺しないで、自分のピッチングをすることだけを心掛けました」と初々しくコメントした。

 堀田は2019年度ドラフト1位で入団し直後にトミー・ジョン手術を受けた。育成契約となったが、苦しいリハビリを乗り越えてはい上がった。今年の3月に支配下選手契約を結んだ。

 この夜、20歳の右腕は、勝利投手の権利を持ってマウンドを降りた。巨人の高卒ドラ1投手が勝利を挙げれば2006年、真田裕貴以来。さらに巨人の高卒ドラ1投手の初登板初先発勝利は、1983年4月16日・阪神戦(甲子園)の槙原寛己以来の快挙となる。

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