楽天・田中将 長かった!259日ぶり白星 石井監督に並ぶ日米通算182勝目
「オリックス1-2楽天」(29日、京セラドーム大阪)
待ちわびた瞬間が訪れた。楽天・田中将が昨季リーグ王者相手に7回を投げ6奪三振で1失点。今季初登板初勝利を挙げ、昨年7月13日のソフトバンク戦(ペイペイ)以来259日ぶりの白星をつかんだ。
「自分にとっての開幕戦だったので良いスタートを切れるように」と上がったマウンドで躍動した。150キロを超える直球を軸に走者を出しても粘った。七回最後の打者となった後藤を三振に取った場面では大きく吠え気迫を前面に出した。
「昨年の7月から勝っていなかったのでしんどかったです」とお立ち台で正直な思いを語った。悔しさを持って過ごしてきただけに「勝つことができてとにかくうれしい」と自然と表情が緩んだ。
この1勝で現役時代の楽天・石井監督に並ぶ日米通算182勝。右腕は「時間かかりましたね」と照れくさそうに笑った。「一発目取れたんで勢いに乗っていきたいと思います」と力を込めた背番号18。今年も大黒柱としてチームを引っ張っていく。





