楽天・田中将「自分にとっての開幕戦」オリックス戦へ 打線“切っていく”こと意識
いよいよ初陣を迎える。29日のオリックス戦(京セラ)で今季初めてマウンドに上がる楽天・田中将大投手(33)が28日、本拠地の楽天生命パークで最終調整。初先発を控え「何戦目であれ、自分にとっての開幕戦です」と力を込めた。
「オープン戦からシーズンに切り替わって一発目なので、しっかりと整理をしながらマウンドに立てれば」と語る右腕。対戦相手となる昨季リーグ王者のオリックスに対し「打線を切っていくことが大事なので、そこを意識したい」と警戒感を示しつつも、抑えるイメージを膨らませてきた。
昨年はシーズン開幕前日に右脚を負傷し、予定されていた2戦目の登板を回避していた田中将。今年は「自分から気をつけますって言いながらやってました」と冗談を交えながら「こうして開幕を迎えられたのはいいこと」とうなずいた。
昨季はメジャーから古巣に復帰し、大きな期待がかかった中で4勝止まりと悔しい結果に終わった。今季は2月のキャンプから順調に段階を踏み、実戦もここまで4試合に登板。「いい調整ができた」と繰り返し手応えを口にしている。
9年ぶりのリーグ優勝と日本一を目標に掲げる今シーズン。背番号18がチームに勢いをつけるためにも全力で腕を振る。





