ロッテ・井口監督も驚く強心臓 67年ぶり快挙の新人松川を大絶賛「普段通りどっしり」
「楽天0-4ロッテ」(25日、楽天生命パーク宮城)
ロッテは開幕戦で快勝。石川、ゲレーロ、益田の完封リレーを演出したのは強心臓ルーキーだった。
この日、マスクをかぶったのはドラフト1位の松川虎生捕手(市和歌山)。「8番・捕手」でプロ野球史上3人目となる高卒新人でのスタメンマスクをかぶり、フル出場。見事に完封を演出した。
緩急が持ち味の石川を好リードし、終盤でも楽天打線の反撃を許さず。石川は首を振る場面もほとんどなく、「投げたいボールのサインが出るので、あんまり振ることはないかなと思います」と息ぴったりだ。井口監督も「抑えで柿沼(との交代)も考えていたんですけど、きょうの流れで非常に良い形で虎生がリードしていましたので、最後まで生かそうと思いました。本当に石川の良いものをずっと引き出してくれたんじゃないかなと思います」と、リードを絶賛した。
高卒新人の開幕スタメンマスクで、チームを勝利に導いたのは67年ぶりの快挙。井口監督は松川の強心臓ぶりも驚きの様子で、「普段通り、どっしり、ベンチの一番良いところに座っていました。全然かわらなかったですね」とうなずいた。
▼過去の高卒新人の開幕スタメンマスク
55年 谷本稔(大映)○2-0
06年 炭谷銀仁朗(西武)●2-5